リサイクル料金

「自動車リサイクル法(平成17年1月1日施行)」は、メーカー/所有者/販売業者/解体業者など、すべての関係者の役割を定めて、協力して資源を有効活用し、リサイクル社会の構築を促すことを目的としています。廃車後の適正な処理を促進するため、廃車するクルマから発生するシュレッダーダスト/エアコン用フロン類/エアバッグの3品目については、自動車メーカーや輸入業者が適正処理することを義務付けています。対象となるのは今まで生産されたクルマすべてです。車種/グレードごとのリサイクル料金(6,000円から25,000円程度)が国内メーカーと輸入業者によって定められています。 新車の場合、リサイクル料金は購入時に支払い、その証明としてリサイクル券を受け取ります。制度そのものが施行されてから既に8年以上が経過しているため、中古車にもリサイクル券が付帯していると考えていいでしょう。中古車を購入する場合は、リサイクル料金を含んだ車両代金を支払うことになります。これは販売業者も車両を仕入れる段階でリサイクル料金を含めて仕入れを行っているため。オーナーは代わってもリサイクル券はついて回り、最終オーナーがリサイクル料金を負担することになるわけです。なお、中古車を輸出する場合には、リサイクル料金返還手続などの制度が定められています。


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